リストカット ~逃げ道の肯定~

僕の脳内でサイレンが鳴り響く
もうとっくに限界は過ぎたんだ
針が進む日の中で書き殴った思い
書いても書いても心は晴れず
「苦」が溜まって膿になっていく
もう我慢できなくて快楽を手に取った

快楽の液体だらけの部屋で
生きている実感を味わいながら
泣くことも忘れて夜中 ひっそり
自分という逃げ場に逃げるの
僕が探し求めてた快楽やっと見つけた
心が闇に呑み込まれてしまう前に
僕は僕を傷つけ 傷だらけにしたんだ

あの日の過去の僕を僕が殺した
自分をだせれない僕はいらなかった
日中も快楽を求めていた
騒がしい教室の中 孤独の僕
孤独を殺菌したかったけど
弱い僕にはなにもできなかったんだ

快楽を求め また隠れながら
夜中 一人 現実から逃げたくて
闇のどん底に堕ちた僕
奈落の中に光があるわけないと
思いながら 孤独だらけの心臓と
記憶を動かしながら僕は
息苦しい中 息を続けた

希望も夢もない 殻にこもる僕
一つ居場所を見つけた
光輝く画面に僕は惹かれ
入り込んだ世界 少しだけ孤独と傷が
殺菌されて楽になった

快楽の液体だらけの部屋で
自分を抱きしめ続けたんだ
まだ分からぬ明日に僕は
誓った 傷つけながらでも
生きていくと そしていつか
快楽なしでも幸せになると
中の人と僕が笑顔になれるように
唄った 孤独の中で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

リストカット 〜逃げ道の肯定〜

この詩は、ボクの体験談を元に書いたものです。

閲覧数:16

投稿日:2024/03/19 08:27:43

文字数:580文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました