水平に広がった世界
未来に随分入れ込んだ
翌る日の陽は比じゃない

春に結わえて 心を



食い違った思慮たちを
後悔のないように
寒がっても 嫌がっても
真っ直ぐに伝えたい

冷えた告白だって
戦ぐ葦 不乱するばかりで
泣いてる私を見放していく
一定のリズムで


加速して この想い
重力を従えて

疎らに願った 虚ろになった
視界が開けて君が見える



春を迎える
咲け、平行線
苛立ちだって求め合うよ
心を超えて
春を迎える
咲くのは平行線
潰れない様に 潰されない様に
「翌る日の奏者」
色を飼う




覚えたての印象論
歯を食いしばる
やがてなんて待ってられない
信号が変わった瞬間

鼓動のテンポを調整
戦ぐ仕草 揺れる躯体は
アンバランスで物足りない
一回きりの王手


加速して この想い
重力を従えて

伸びて縮む 虚ろな恋
質量を知って前に進む



春を迎える
咲け、平行線
繋がり合った時間軸
心を越えて
春を迎える
咲くのは平行線
期待と不安を削りきって
「仮初めの奏者」
色を恋う





隠し事はひとつだけ
不安定な私を
包む君の願い事

「春を結わえて。」



ふたりきりの前線
春を乗り越える
色んな意味を従えて、咲け、平行線
心より空を込めて
季節の最前線
夏を待つ 春を耐える
ふたりきりの空

「色を追い求めた奏者。」

擬態する
春に
移り変わる





もう一度だけ
あの時間の中で
色を変えて咲き誇れ、平行線

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春咲ケ平行線

どう解釈をするかは読み手に委ねます。
読み解いていくのも詩を読む際に楽しい要素なのであまり説明はしませんが
一応作者としては、軽く一言だけ書かせて頂きますと
最後の鉤括弧の一言に全てを詰めています。

閲覧数:72

投稿日:2022/09/19 20:28:01

文字数:636文字

カテゴリ:歌詞

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