おめでとうで始まり
おめでとうで終わる

置いてけぼり一人ぼっち
僕はここから動けない
おめでとうのその先を知らない

書かれた言葉は白い涙
書かれた事実は明日には消され
消せない孤独だけが残る

おめでとうで始まり
おめでとうで終わる

春の日の出会いと別れ
僕はここから動けない
並んで歩けたらよかったな

黒い板には思い出が刻まれる
見送った数だけ白い涙が零れ落ち
桜の風に乗り飛び散って行く

抜け殻の教室
下校時間は過ぎている
明日も誰かにおめでとう

花びらの行き先は知らないけどさ
笑顔と涙の意味は知ってるつもりだよ
沢山の言葉が書き込まれて来たから

黒板消しで思い出は消せない
彼らにとって僕も思い出の一部でありたい

今日も僕には書かれてく
出会いと別れの言葉が書かれてく

おめでとう
そしておめでとう
僕にもおめでとう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

黒い板

卒業シーズンの歌です。
目線を一貫し過ぎて意味を分かりやすくし過ぎました。
途中から生徒や教師目線で話に広がりを持たせれば、もっと味わい深い作品になれたとのご指摘もいただいておりますので、改編はご自由に。

閲覧数:86

投稿日:2018/04/02 22:44:12

文字数:372文字

カテゴリ:歌詞

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