『大好きな箱庭』


この世界は 広大だ
果てしなく広がっている
小さな箱庭の先を
ボクはまだ 見たことがないんだ

この世界は 青いのだ
誰かが昔言ったらしい
けれどそんなの分からない
見たことがないからさ


<サビ>

広い世界に出るには
まだ早すぎると
大人の誰かが
ボクに向かって叫ぶんだ
「これがお前のやることだ」
右も左も分からないまま
つまらないことに自由を使う
使う場所も見つけられないまま

<2番>

この世界はちっぽけだ
家族 学校 友達 それが全てなんだ
知らないボクは無知なんだ
毎日が定まらず 浮いている

<サビ>

広い世界に出るには
まだ幼すぎると
知らない誰かが
子ども―ボク―に向かって叫ぶんだ
「これをやることが将来になる」
道が何も見えないまま
塞がらない空虚にみみをたて
歩く道さえ分からないのに


<Cメロ>
ボクはずっと考えていた
何をすることが本当なのか
大人に成るには何をしたらいい
ボクは早く――自由になりたい

翼をもらえば羽ばたけるのか?
それだけでボクは自由なのか?
それすらもボクは分からないんだ
ボクが何をやりたいのかも

ああ、お願いだ。
神様、オマエがこの世にいるのならば
どうかこの空虚をどうするのか教えてくれよ
あぁ……

そんなものは存在しないさ
人はみな何かを探してる
宇宙の果てに夢を抱く―みる―ことも
叶えたいその夢も
分からないから考えている
なぜなら箱庭はもう無いのだから

<ラスサビ>
広い世界に出るには
まだ早すぎると
家族のアナタが
ボクに向かって叫ぶんだ
「おいて行かないで」

広い世界のその先に
きっと自由が生きていると
無知のボクは
世界の誰かに叫ぶんだ
「ボクはまだ未来が見えません」
やりたいことも見つけられないまま
漠然と道を歩いていく
その足が歩く道はまだ、ここではないから

広い 広い世界の一つの
ボクの世界はこんなに小さいけれど
それがボクを形取る全てだった
「ボクにはやることが分からないけど」
漠然と足は進んでいく
今はまだ道に沿っていく
いつかやりたいことを見つけるその日まで
まだボクは箱庭―ここ―にいるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

大好きな箱庭

中学2年生の頃に書いたものです。
誰かに見てもらいたくて上げました。

閲覧数:26

投稿日:2020/04/13 09:18:57

文字数:917文字

カテゴリ:歌詞

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