此処が哀しみの底なんだとしたら
あとは這いずり上がるだけとか
気休めに似たそんな言葉を
今はもう聞きたくもない
剥がれた爪が治る前に
削げた肉が叫んでる
哀しみの波に溺れてこのまま
息が止まればいいのに

掴んだ声を握りしめた
それだけを頼りに生きてた
光がこの世界にもあると
柄にもなく信じてた

だけど どんなに
大事にしてたって
次第に手の中で崩れて
弾けた先に沈んだ残響
「嘘つき」と悲鳴が上がる

壊れて壊してもう此処には
何もなくて
錆びた緋にまみれて眠る
騙して騙され全ては幻と
気づいたときには
もう戻れない


好きも嫌いも笑いの種に
そんな程度の僕だから
自分へのレッテル剥がして
笑えるほど強くもない
いっそ切り裂いてどうか
笑みの形に作り変えてさ
君が好きと言った僕の笑顔を
普段の顔に変えてさ

僕には君だけなんだから
君にも僕だけなんだろ
画面の向こうで笑う残像に
裂けた頬で笑う

哀しくて悲しくてもう此処には
何もなくて
腐った心にまみれて死に体
愛しくて憎たらしくて
まだ好きなのと
刻んで哭いた


誰を好きになったって
僕より君を好きになれる
人なんていないのにさ
おかしなことを言うね
僕を好きのままならさ
きっといつかは幸せにするって
誰もいない壁に叫んだ


哀しみの波に溺れる
哀しみの波に沈んでく


壊れて壊してもう此処には
何もなくて
腐った心でもう死に体
騙して騙され全ては幻で
だけどまだ好きなのと

哭いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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恋哀

失恋したのでそのままの気持ちをぶつけました。

閲覧数:102

投稿日:2014/04/07 19:32:24

文字数:633文字

カテゴリ:歌詞

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