薄闇に途切れた　甘やかな記憶の残響の痕
塗り潰してく痛みは　届かない未来（あす）の骸
ページの先　近付く　境界線越しの結末

絶望的な欠乏の症状　愛情・劣情・煽情　絡みついて
冷えてく指先を　強く強く　握り締めた
まだ脈打つ僕の鼓動　流れる血のすべてと引き換えても
ただ　ただ　もう一度　君だけを抱きたかった

眩暈に似た後悔の味　そこに嘘はなくて
ひび割れてく感情が　求め続けて

宙に浮くような微熱は　予定調和の残り香
交差しては離れる　直線状描く運命
重ねて

絶望的な欠乏の症状　愛情・切望・羨望　かき集めて
消えゆく幻を　強く強く　繋ぎ止めた
どうか

絶対的な欠乏の症状　愛情・激情・恋情　しがみついて
震え漏れる声を　強く強く　押し殺した
まだ息衝く僕の体　この魂すべてを引き裂いても
ただ　ただ　優しく　君の名を呼びたかった

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譜割り用ひらがな（ご参考）
※【　】は字余り箇所、【　】内で一音のイメージです。
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【1A】
うすやみにとぎれた　あまやかなきおくの　ざんきょおのあと

【1B】
ぬりつぶしてくいたみわ　とどかないあすのむくろ
ぺえじのさきちかづく　きょおかいせんごしのけつまつ

【1S】
【ぜつ】ぼ【てき】な【けつ】ぼのしょじょ
あいじょれつじょ【せん】じょ　からみついて
ひえてくゆびさきを　つよくつよく　にぎりしめた
まだみゃくうつ　ぼくのこどお
ながれるちのすべてとひきかえても
ただただもいちど　きみだけをだきたかあた

【2A】
めまいににたこかいのあじ　そこにうそわなくて
ひびわれてくかんじょおが　もとめつづけて

【2B】
ちゅうにうくよなびねつわ　よていちょおわののこりが
こおさしてわはなれる　ちょくせんじょおえがくうんめい
かさねて

【2S】
【ぜつ】ぼ【てき】な【けつ】ぼのしょじょ
あいじょせつぼ【せん】ぼ　かきあつめて
きえゆくまぼろしを　つよくつよく　つなぎとめた
どおか

【3S】
ぜ【たい】【てき】な【けつ】ぼのしょじょ
あいじょげきじょ【れん】じょ　しがみついて
ふるえもれるこえを　つよくつよく　おしころした
まだいきづく　ぼくのからだ
このたましいすべてをひきさいても
ただただやさしく　きみのなをよびたかあた