ノートの隅に書いた目 下駄箱の砂ぼこり
どうでもいいんだ そんなことが懐かしく思えて
机の端の傷 くしゃくしゃに着崩した制服
さすがに今じゃ着られないな

好きな人、目で追って
してた話の中身も分からずに
恋バナには人一倍敏感
あー「女の子って大変だ」

まだ切なくて、楽しくて、悲しくて、嬉しくて、どうしようもなくて
心からこぼれ落ちる涙が思い出を語ってるだなんて
かっこつけた歌詞に笑ったり
もう歩いて、止まって、怒って、落ち着いて、騒がしい人生(まいにち)
何かはじけてしまうような記憶を
もう一つ もう一度だけ
ヒガンバナよ

教科書の絵にかいた落書き 理科室の黒板
それでもいいんだ どんなことでも美しく感じて
椅子にこびりついたホコリ 名前の刻まれた体育着
新品の白さには届かないな

友に八つ当たりして
当たり前の存在をなくし
ごめんの一言も言えず
「あいつなんて嫌いだ」

また悔しんで、嫌われて、ウザがって、下見ながら歩いてたって
ふと見、照らされたミズバショウ
上を向いているんだ

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思い出に花を

花言葉と思い出を重ねて、

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投稿日:2020/09/18 15:04:12

文字数:450文字

カテゴリ:歌詞

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