「エンドビート」

いつか私だけがいなくなった世界で
君は涙を流す

(A
不死身種族の末裔で
歳をとらない私に
君は当然のように振舞っていてくれた
いじめられっ子の毎日に
手を差し伸べたのも君だった

(B
現木の寿命が近づく
枯れないようにと水を注いだ

(サビ
「真実」は隠してていいから
今はどうか私だけを見ていてほしいの
広大な頭の中の備忘録で
そっと　包んでください

(A
爛れた火傷の赤い痕を
見せるまいと隠す
君はそれをも見破ってしまったね
いじめてきた子たちにも
悪戯できるくらい強くなったんだ

(B
でもまだ足りないよ境目
私と君はやっぱり違うんだ

(サビ
呪いをかけてください
私があなたみたいにすぐ死ねるように
最低な夢の中の黙示録で
そっと　忘れてください

(C
ピカピカ光る閃光と
変わってしまった世の中に
私だけが死んでしまう
呪いをかけられた

(サビ
「真実」をいつかは教えてね
今はまだ楽しみにしておくよ
雄大な心の内の備忘録だけで
ずっと　覚えていてください

『いつか私だけが死んだ世界で
君は幸せになる』呪いをかけた