ふわふわと雪が降る日
街角であなたと出会った
ガラス越し暖かそうなベッド
丸まって寝ていたね

ふわふわの毛並み
まるで積もりたての雪のよう
手で触れたいけど
あなたは冷たいガラスの向こう

音を吸い込む雪の中
小さな声で子守唄歌うの
他の誰にも聴かれないように
そっとあなたのためだけに

顔を近づけすぎて
冷たいガラスにおでこがあたった
コツンと小さな音に
あなたは目を覚ました

ゴメンネ 起こしてしまって
去ろうとする私に
あなたは嬉しそうに手を伸ばして
小さなアクビ 可愛い鳴き声

音を吸い込む雪の中
あなたのために子守唄歌うの
他の誰にも聴かれたくないから
そっと小さな声で

やがてあなたがまた
幸せそうに丸まるのを見て
小さく手を振り 私は再び歩き出す

「どうか良い夢を」

音を吸い込む雪の中
子守唄も雪に吸い込まれた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ゆきとねこ

http://piapro.jp/content/x65vb6qdwyfq2g33のイラスト描いた時に作った詩です。
淡々としたオルゴールのようなイメージです。

閲覧数:254

投稿日:2008/11/08 21:39:00

文字数:370文字

カテゴリ:歌詞

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