街裏の細い小道
静かに佇む喫茶店
呼ばれるように足運ぶ
寒い夏の暗い昼

いつもと同じ隅の席
微かに流れる機械音
私だけを待ってると
短い夏の重い昼

熱いコーヒー持ち上げて
頬杖ついた左手と
知らず知らずの溜息が
湯気を遠ざけ冷えさせた

思うことは沢山あって
悩む暇さえ与えてくれない
現実めいた幻想が
私を嫌って無になった


君と遊んだ花柄折り紙
不器用な指先に幼い私
真剣に向き合っていた
ふたつ並んだ小さな鶴

いつもと同じ毎日が
当たり前に繰り返す
逃げ場が無いのを知っている
ひとつ倒れた小さな鶴

力の入らぬこの身体
希望を忘れた精神と
要らず要らずの年齢が
未来を崩して壁にした

願うことは沢山あった
祈ることで夢を見た
盲目めいた脳みそが
理想を消し去り負になった


想う気持ちはここにもあって
出会えぬ君を思い出させる
悲しく残った"左手薬指のリング"(約束)は
叶えることが出来なくなった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

sworn word

左手薬指のリング と書いて 約束 と読ませてます。


大人リンのイメージだったり。

閲覧数:98

投稿日:2010/10/12 10:01:12

文字数:409文字

カテゴリ:歌詞

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