本当はさずっとひとりなんだよね
いつもいてくれる誰かはたまたまそこにいて
「いつもいるよ」って言ってくれるだけで
次の瞬間そこにいる保証は無い私も君も

そんな事言ってたら「ようこそ思春期へ」って
笑っちゃったじゃん笑ってる場合じゃないよ
ハイハイ多感なお年頃でしたもう何年目?
まったくもう結構マジメな話なのに

私じゃない誰かの区別は血が繋がってるかどうか?
でも血管が繋がってるわけじゃないから全部他人
ただ近くで生きてるだけのそれだけの存在で
でもさたまたまでも仕方なくでもこの際いいから

運が悪かったと思って話聞いてよねぇってば


結局はさいつもひとりなんだよね
みんなでいられる時間はたまたま集まってて
「一緒だね」って言い合ってるだけで
来月来年そばにいる保証は無い私も君も

そんな事呟いたら「ようこそ中二病へ」って
お茶吹いたじゃんむせてる場合じゃないよ
ハイハイ難しいお年頃でしたもう何年目?
まったくホントにそこそこマジメな話なのに

私じゃない誰かを区別する必要がわからなくなった
なら年齢も性別も肩書きも関係無い全部他人
ただ同時に生きてるだけのそれだけの存在で
でもさちょっとでも無理矢理でも構わないから

逃げ遅れたと思って話しようよねぇってば


「死ぬときひとりが嫌だ」とか
「ずっとひとりなのかなぁ」とか
「あの人は天涯孤独だった」とか
「独り者は楽で良いなぁ」とか

わかんないなんか変な感じして
お母さんのお腹の中でも一人分で
どんなに年老いていても一人分で
どこからが一人でそうじゃないの?

赤ちゃんはひとりになる瞬間何を思ったかな
嬉しかったかな寂しかったかなって
お父さんは優しいかなお母さん逞しいかな
思ってるよりも寒いとか思うのかな


例えば例えばだよ?もしもだよ?
集団の中で私が孤立しててもさ
他の人がグループになっててもさ
孤立と孤立の集合って違うのかなって

繋がってるようで塞ぎ合っていて
離れてるようで最初からひとりで
自分がどこにいたのかって不思議
崖っぷちみたいなトリックアート

みんなといたって寂しくなるし
ひとりぼっちでも優しくなるし
誰かといても私は変わらない
違っていたらそれに気付いただけ


やっぱりさ毎日ひとりなんだよね
そろって笑ってるタイミングがかぶってて
同じ道を歩いてる気がしただけで
同じ日同じ時に死ぬ保証は無い私も君も


さぁさ始まるよアドレセンスシアター
監督脚本主演みんな私(ギャラは?)
大層滑稽な口上で笑止千万雨霰
そんなのだったら良かったのにな

崖っぷちのフリはもう飽きちゃったよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

つかのまアドレセンス

閲覧数:43

投稿日:2022/02/23 20:29:14

文字数:1,098文字

カテゴリ:歌詞

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