古びた木箱から薫る
幼き少女の囁き
時計仕掛けの幻想[せかい]すら
焦がれる想いに歪めた

12時の鐘で解けてしまうような
淡い魔法[きせき]を望むの?
夢の続きでもいいから教えて
私の声は聞こえますか?

煌めく夜 永い旅へと連れ出して
暗い森 迷っても怖くはない
ふたり出会うべき場所 忘れないでしょう
思い出[きおく]の欠片が微かに語りかけるの


星に手を伸ばせば届く
夢見た少女の呟き
羽ばたくことを拒むのは
深海で錆びた足枷

滲んだ瞳で映した情景の
向こうで誰かが云うの
”未来を霞める霧 辛い日々も”
”あなたを輝[み]せるヴェールになる”

震える手を 握りしめて連れ出して
荊棘の道だってもう痛くはない
ランプに語りかけて青空を駆けて
柔らかな風が優しく背中を押すから

終わらない話を紡いで
明けない夜だってもう悪くはない
ふたり交したことは 光への約束[ことば]
旅の終わりを迎えるその時まで

その手はまだ離さないでいて
見失わないように先を歩きたいの
大粒の雨 その後に待ってる
素敵なものを信じているから

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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  • オリジナルライセンス

導きの蝶

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投稿日:2021/10/05 11:07:09

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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