赤い目をこすりながら 壁打ちのような「おはよう」がふたつ
いつからだろう 二人とも上手く眠れなくなった

コーヒーがまたわずかに濃くなった だけど眠気が醒めない
君の寝息を逃げてきた それは 確かに 僕から

朝食を軽く済ませ ルーティン・ワーク 今日の天気の話を
快晴 南寄りの風 「少しすっきりしようか」

spring-clean 春に大掃除 埃を払ってしまおう
spring-clean 春の大掃除 一緒に暮らしていくため
どこへ行く訳でもなく

かたくなになる寒さも こみあげるような暑さも もう 無い
錆びた脚立のぼるように もろい足元を避けて

わかってる 別に外の風景が見たい訳ではない ただ
面倒な家事と同列に語る愛にしたくない

spring-clean 春に振り払う 誇りはいらない 今さら
spring-clean 春を振り払う
換気扇掃除みたいに君を抱きたくないんだ
spring-clean 春を捨て去って 染みつき方も忘れた
spring-clean 春は捨て去って よれた靴で外に下りて
窓に霧吹いて虹を

訳もなく泣かせる間に 僕を呼ぶことさえいつしか無くなり
何故だろう 僕は毎日君に振られてるみたい

ベランダも窓も拭いた 昼下がり
ひと息ついたら たまにはどこか行こうか、と誘い方も忘れてしまった

spring-clean 春の大掃除 ここから どこへも行かない
spring-clean 春を大掃除 今さら どこへも行けない
ここに居て 僕の惰性

淋しさに目を逸らして たどり着いたここは 変に肌寒い
それでも僕は 君とコーヒーを飲みながら死にたい

もう遠い 凍る冬も そしてもっと遠い 焦げつく夏の日
今さら春は 眺めてるだけで もううんざりする

spring-clean 春を捨て去って 今さら どこへも行けない
spring-clean 春は捨て去って おそらく君も同じだ
だから居て 僕の惰性
spring-clean 春を捨て去って 染みつき方も忘れた
spring-clean 春は捨て去って 窓に霧吹いて虹を
spring-clean 春を捨て去って ここからどこへも行かない
spring-clean 春は捨て去って 今さらどこへも行けない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

spring-cleanの前夜・朝・午後

※曲決定しました!報告遅れましたm(_ _)m

(2023.4.23追記)
今更ながら、大まかな構成など書いてみたく。
A-A-A-B

A-A-B-B

A-A-B

A-A-B-(B'-B')

※()部リフ&F.O.を想定してます

A.
5/6/8(or 5/3)/8/
12(or 7/5)/11

B.
spring-clean /3/5/
12(or 4/4/4)/
spring-clean /3/5/
12(or 4/4/4)/
11(or 5/6)

B'
spring-clean /3/5/
12(or 4/4/4)/
spring-clean /3/5/
12(or 4/4/4)

※「spring-clean」の部分の音数は指定していません。

歌詞として需要は無いかと思いますが、暇つぶしの一助となれば。





・身に馴染んでる「惰性」って決して悪いことじゃないと思う。
・もう若くない倦怠期夫婦の空虚な幸福。
・必死に愛する妻を讃えるのに、花でも光でも太陽でもなく「惰性」って言うあたり、冷静に考えたらクズなのか……?(情けないのは認める)
・歌詞の予定で書いたけど、ざっくりとしか音数を合わせてないので曲は付けづらいと思う

閲覧数:302

投稿日:2024/02/19 22:08:45

文字数:953文字

カテゴリ:歌詞

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  • taulin

    taulin

    使わせてもらいました

    どうもです。 あれからメロディ 付けました。

    まだ悪いところがあれば 修正しますので。。。

    2023/12/20 12:39:54

  • taulin

    taulin

    その他

    お久の taulinです。 こちらの作品をお借りして 只今 試作してます。

    長い自由詩なので メロディや リズムが 刻めないかもしれませんが 挑戦中。

    2023/12/18 22:49:17

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