「エンドロール」

S
「終わらないね」って 貴方が飛ばした
エンドロールを 覚えてるよ
二人でいた部屋
あの夜の映画
終わらなきゃいいのに

1A
背伸びして 大人のフリで
平然と 居たつもりだった
だけど 貴方きっと
気づいていたんだ
二人の距離に

すれ違い なんていつだっけ
優しさの形が変わって
「夜も遅いから
また明日」って言って
眠った日から?

1B
砂糖まみれの冷めたコーヒー
忙しそうに飲んでた顔
見つめてたよ 寂しかった
寒い独りの朝

「終わりたいな」って 貴方が零した
エンドロールを 巻き戻して
二人の結末
見えないフリして
まだここに居たいのに

2A
夜更け過ぎ 一人で帰って
叱られることも無くなって
「まだ僕が好き?」 って 聞く強さはなくて
自業自得だ

2B
砂糖なしの苦いコーヒー
平気な顔して飲んだのは
背伸びをした その心に
気づいて欲しかった

2S
「終わらないで」って 言えずにいたんだ
眠る貴方の その隣で
朝日が透かした
拙い感情を
誤魔化してたんだよ

C
知らない場所を見上げて
あの時不意に零した
「変わらないものなど無い」って
儚く笑う貴方に
会いたいけれど時間は
戻らないよ
さよなら

S
「終わらないね」って 貴方が飛ばした
エンドロールを 覚えてるよ
二人でいた部屋
あの夜の映画
全部全部

「終わりたいな」って 貴方が零して
エンドロールが 流れていく
冷たい涙を
暗闇に隠した
まだここに居たいのに

まだここが痛いのに

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以下ひらがな歌詞
※()内は1音?の想定です。

S
「おわらないね」(って)あなたがと(ばし)た
えんどろおるおおぼえてるよ
ふたりでいたへや
あのよるのえいが
おわらな(きゃ)いいのに

1A
せのびしておとなのふりで
へいぜんといたつもり(だっ)た
だけどあなた(きっ)と
きずいていたんだ
ふたりの(きょ)りに

すれちがいなんていつ(だっ)け
やさしさのかたちがか(わっ)て
「よるもおそいから
またあすた」(って)(いっ)て
ねむうたひから

1B
さとうまみれのさめたこおひい
いそがしそうにのんでたかお
みつめてたよさびしかあた
さ(むい)ひとりのあさ

1S
「おわりたいな」(って)あなたがこ(ぼし)た
えんどろおるおまきもどして
ふたりのけつまつ
みえないふりして
まだここにい(たい)のに

2B
よふけすぎひとりでか(えっ)て
しかられることもなく(なっ)て
「まだぼくがすき」(って) きくつよさわ(なく)て
じごうじとくだ

2B
さとうなしのにがいこおひい
へいきなかおしてのんだのわ
せのびおしたそのこころに
き(ずい)てほしかった

2S
「おわらないで」(って)いえずにい(たん)だ
ねむるあなたのそのとなりで
あさひがすかした
つたないかん(じょう)お
ごまかして(たん)だよ

C
しらないば(しょ)おみあげて
あのときふいにこぼした
「かわらないものなどない」(って)
はかなくわらうあなたに
あいたいけれどじかんわ
もどらないよ
さよなら

S
「おわらないね」(って)あなたがと(ばし)た
えんどろおるおおぼえてるよ
ふたりでいたへや
あのよるのえいが
ぜんぶぜんぶ

「おわりたいな」(って)あなたがこ(ぼし)て
えんどろおるがながれていく
つめたいなみだお
くらやみにか(くし)た
まだここにい(たい)のに

まだここがい(たい)のに