キミの言葉が 色褪せてゆくよ
あの久遠(とほ)い 夏の日の記憶 
二人残した 痕跡(きずあと)にふれて
夜空、咲ク 花片(はな)のやうに……

 ねぇ、……キミは何処なの?
 ねぇ、……見附らないよ?
 あの永久(なが)い夏の日
 あの永久(なが)い夏の日

 ねぇ、…失くしたものを
 ねぇ、…想ひだせないよ?
 あの久遠(とほ)い夏の日
 あの久遠(とほ)い夏の日

あの日、キミは 振り向いて
冷然(すず)しげな表情(め)をしてたね
でもね でもね キミのこと
一秒でも 忘却(わす)れないよ

キミの言葉が 色褪せてゆくよ
あの久遠(とほ)い 夏の日の記憶
二人残した 痕跡(きずあと)にふれて
夜空、咲ク 花片のやうに



 ねぇ、……動揺(ゆ)れて居たよね?
 ねぇ、……風景(けしき)のなかを
 あの永久(なが)い夏の日
 あの永久(なが)い夏の日

 ねぇ、……泣哭(な)いて居たよね?
 ねぇ、…‥キミの横顔
 あの久遠(とほ)い夏の日
 あの久遠(とほ)い夏の日

あの日 キミが置いてった
水彩絵具(えのぐ)の箱を開けたら
ずっと、ずっと、しまってた
想い出が ひとつ、ふたつ、……

鎮守の森が 夕立に濡れて
瞳、閉ざすやうに 佇立(たたず)む
時空(とき)の隙間に 取り残されてく
閉じ込めて 永久に 一人、……

キミの言葉が 色褪せてゆくよ
あの久遠(とほ)い夏の日の記憶
二人残した 痕跡(きずあと)にふれて
夜空、咲ク 花片のやうに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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夢幻花火

Composed and Written by Kamuya Kurai

閲覧数:1,070

投稿日:2010/08/02 20:29:55

文字数:634文字

カテゴリ:歌詞

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