A
「生まれる」ってまるで自然物みたいだな
人工的に強制的に排出された生命さ
生まれさせられたんだぜこっちは
幸せになる予定もないから精々使いきってくれ
B
誰かがお前の頬を軽く叩いたとして
痛みのほどは誰も測れない
バカだのクズだのゴミだのカスだの
よくもまあ尽きない罵詈雑言
目に見えないものほどやけにリアルだ
S
俺達みんな愛の死に損ないなんだろう
大好きな自己犠牲がそれを物語っている
許せないのはお前自身のせいだろう
わかってるってわざわざ言わなくても

A
「おめでとう」ってやたら他人事めいてるな
反抗的に衝動的に転がり落ちた生命さ
生きなきゃいけないんだぜこっちは
幸せになる気力もないから精々騙しきってくれ
B
誰かがお前のことを好きだと言ったとして
それが嘘だと印す術はない
恋だの夢だの月だの花だの
どこからともなく湧く口説き文句
目に見えないものこそ意味があるのさ
S
俺達みんな愛の死に損ないなんだろう
治らない自傷癖がそれを裏付けている
変わらないのはお前自身の意志だろう
わかってるっていちいち泣かなくても

C
一夜の過ちなんてさあ
響きが良すぎやしないかい
もう酒の味などわかりゃしないな
情けないやら 恥ずかしいやら
今さら舌噛んでも仕方ないやい

S
俺達みんな愛の死に損ないなんだろう
大好きな自己犠牲がそれを物語っている
許せないのはお前自身の性だろう
わかってるってわざわざやらなくても

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

愛の礫

閲覧数:224

投稿日:2019/08/17 19:58:11

文字数:615文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました