部屋の中には
置き去りの絵が
まだ帰り 待ち続けるのさ

時計の針が
刻んでくのは
時間よりも 染み込んだ感情

いい加減にしなさい そう言われても
落としどころがまだ わからないのです

あなたの色に染めて欲しいと
想いをぶつけるたびに
私の白い肌が好きだと
あなた嫌がってた

飴色染みた
おでんの大根
今でもね あなた思い出す

描き捨てた絵に
染みたあなたの
瞳(め)と同じ 飴色のガッシュ

友達は止めておけと 言うけどあなた
私にはわかるの 可愛い男(ひと)と

あなたの色と描く絵が好き
心から伝えたけど
描く絵もあなた自身さえも
あなた嫌がってた

部屋の中には
置き去りの絵が
これからも 待ち続けるのさ

水彩紙(アルビレオ)には
あなたが残す
泣きそうな 一人きりの私

初めからわかってます そう初めから
あなたはもう二度と 戻らない人と

あなたの色に染めて欲しいと
想いをぶつけるたびに
私の白い肌が好きだと
あなた嫌がってた

あなたが描いてくれた私は
どこまでも白いままで
たとえどんな色に染まっても
あなた嫌がるのでしょう

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滲むアルビレオ

あれっくちゅさんへ寄稿

閲覧数:115

投稿日:2017/11/25 21:03:44

文字数:478文字

カテゴリ:歌詞

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