<教習生という属性?>


最近は仕事の関係で通勤を車ですることが多いのですが・・・。
そんな中、ひとつのことに気がつきました。

自分の目が通り過ぎる教習車の中をチェックしているということにっ。
運転してる人が可愛い娘だったりすると、無駄にテンションがあがります。
おばさんだったりすると、なんか応援したくなります。
男だったら・・・・ふんっ、せいぜい頑張れやって感じですけどねw

なんか、必死になって運転に集中してる姿とか、恐る恐るな気持ちを考えると、ちょっとグッと来てしまうようです・・・
これって、何属性?!
わかりますか?!この気持ちっ!
・・・いや、きっと伝わらないだろうなぁw

そんなとき、思うんです。
もし、自分が教習所の先生だったなら・・・・


※~女子大生の場合~

教官「よし、じゃあ今日も教習のほうを始めましょうか」
生徒「はいっ、教官!!」
  「よろしくお願いしますっ」

深々と頭を下げる。
真面目で礼儀正しい女の子だ。
それにしても・・・

きょ、教官って・・・いい響きっ。
その後のセリフはやっぱり「あたしはドジでのろまな亀なんですっ(涙。。。。」ってか?
スチュワーデス物語かよっ!!(古過ぎる・・・たぶん、誰もわからないかも)

教官「教官はちょっと、恥ずかしいかな・・・」
生徒「あの、じゃあ・・・先生って言うと学校っぽいから・・・名前で呼んでも・・・いいですか・・・」
教官「えっ、それってどういう・・・」
生徒「あ、ご、ごめんなさいっ」
  「・・・先生って響き、高校時代のアノ人のことを思い出してしまうから・・・」

「・・・・・・・・・・」

沈黙を感じ取り、話題を変える自分。

教官「え、えーっと、じゃあ、今日も路上教習がんばっていきましょう!」
生徒「はいっ!」


お互い、沈黙を消し去ろうとあえて元気を装っているのが感じ取れていた。
そして、路上教習へ・・・
続く長い沈黙。運転に集中している彼女。
ボクがいうのも、おかしなことだが、彼女にはあまり運転は向いていないように思う。
どうしても恐怖心が先に出てしまうようで、常にビクビクしているようにさえ、見受けられるのだ。

そんな彼女にとっての最大の難関・・・三車線道路。
今日もそこに近づいてきた。
明らかに表情が硬くなる彼女。ハンドルを持つ手にも力が入っているようだ。

教官「大丈夫だよ、慌てなくていいから・・・。ほんとの素直な自分を出してごらん」

いつもの場所でいつもの台詞。
声をかけるだけでも、すこし彼女の表情が和らぐような気がした。
横に座っているだけのボクには、こんなことくらいしか出来ないが、少なからず役には立っているようだ。

そして、本日の教習は無事に終了。
今回は文句なしでハンコを押してあげられる内容だったな。
「あの、こっちの紙にもハンコ、押してもらえませんか・・?」
「こ、これって?! 婚姻届?!」
・・・・・なんて、妄想をしながら、ハンコを押してみたりしてwww
と、そんなバカなこと考えてたら、彼女に急に声をかけられた。

生徒「あの・・・・○○さん」
教官「えっ、な、なに?」(やべー。ほんとに名前で呼ばれた?!)
生徒「いつも、いつも危なっかしい運転で、ごめんなさいっ。。」
教官「そんなことないよ、どんどんうまくなってきてるよ」
生徒「○○さんが・・・横で声をかけてくれるから・・・」
教官「まぁ、ボクにできることって、それくらいしかないから」
生徒「そんなっ。ほんとにあたし、○○さんだからっ。横にいてくれるのがあなただからっ。辞めずにここまでこれたんですっ!」

正直、うれしかった。
彼女の役に立てていたことが・・・彼女にそこまで思ってもらえたことが・・・

生徒「あ、あの・・・それで・・・さっきのことなんですけど・・・」

さっきのこと・・・
そう、それは教習前の沈黙のこと・・・
そういえば、運転中も彼女はどこか上の空だった。
ボク自身、そのことが気になっていたのは確かだし、触れてはいけない部分だということもわかっていた。
それが、まさか彼女のほうから、話しかけてくるなんて・・・

生徒「実は・・・あたし、高校の時、担任の・・・・」
  「や、やっぱりダメ!まだ、気持ちの整理がっ・・・」
  「で、でもっ。○○さんには・・・自分のことを知って欲しいから」
教官「・・・無理、しなくてもいいんだよ?」
生徒「ダメですっ!ちゃんとっ、ちゃんと伝えなきゃ・・・ダメ・・・なんです。」

正直、驚いた。
彼女のこんなにもしっかりとした声をはじめて聞いたから。
彼女の目はまっすぐにボクを見つめていた・・・

生徒「○○さん、言ったじゃないですかっ。ほんとの自分を出せって。だから・・・だから、○○さんにだけは・・・」
  「ほんとのあたしを・・・知ってほしい・・・」

ダメだよ、そんな目でボクを見つめちゃ・・・
気持ちを抑えきれなくなるっ。
今すぐ、キミを抱きしめたくなってしまう。

まっすぐな彼女の気持ちをまっすぐに受け止めることができず、ボクは目を逸らしてしまった・・・

生徒「あ、あのっ。やっぱり今日はまだ、気持ちの整理がついてないしっ。」
  「い・・・いきなりだしっ。次っ、次の教習の時に」
  「じゃ、じゃあ・・・また。」

そんなボクのそぶりに気づいたのか、足早にその場を去っていく彼女。
「傷つけ・・・ちゃったかな・・・」

5m先まで進んで、こっちを振り返る彼女。
手を振った後に、一礼。

ほんと、礼儀正しいヤツだ・・・

ボクは思わず笑ってしまった。
この先、二人の間に起こるであろう悲劇も知らずに・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

妄想暴走日記4

ここらへんから、長文癖が出てきた気がする・・・
実際には、こんな展開、ないですからっ。
気をつけなはれや!!

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投稿日:2009/08/20 13:50:52

文字数:2,439文字

カテゴリ:その他

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