あなたの思い出をひとつ捨てる
大切にしていたものすべて

あなたの洋服をひとつ捨てる
あなたの匂いがしてつらくなってしまうもの

あなたの写真をひとつ捨てる
私以外にはそうやって微笑むのね


いつも見ていたのに
遠くや 近くから
一番愛していたのに
冷えた視線悲しい



あの人の手紙をひとつ切り裂く
あなたに綴られた言葉 見たくもない

電話線のコードをハサミで断ち切る
何も言ってくれないんだもの 必要ないのよ

あなたの前髪をすべて断ち切る
私をみてくれないのは 髪が邪魔だからよね?


愛してると別の台詞は聞きたくもないの
私に見せてよ 笑顔 優しい顔
タンスの中身は見ないようにしなくちゃ



あなたの部屋の鍵を斧で壊す
だって隔てるものなんてひとつもないでしょ

あなたの部屋の窓をガムテープで塞ぐ
何も見えなくても私がついているわ

あなたの部屋に火をつける
見慣れた場所燃えてしまうけど 綺麗ね



愛しいあなたに何度も電話をかけた
やっぱり恥ずかしいから何も言わないでいた

電話に出てくれないから行ったのよ 家に
せっかく会えたのに
あなたはわたしを拒絶した

ずっと見てたの マンションの外から
ゴミを漁ってあなたのこと知った時もあった

あなたの好きな人に怪我を負わせた
あなた奪った嫌なひと
あれくらいじゃ足りないのに


そしてあの日あなたを私のものにした



燃え盛る炎
私の想いみたい
どこで間違えたのだろう?
答える人はいない

好きになってしまった人
見てるだけでよかったのに
狂わせてしまった

だけど ねぇ しあわせ



私の胸に咲いたヘメロカリス
だからせめて今は
ソファーの上の
あなたの遺体に 折り重なって………

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ヘメロカリス

ちょっと一途過ぎた彼女が起こした悲劇。
ヘメロカリスの花言葉は《危険な楽しみ》。

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投稿日:2009/06/04 23:46:30

文字数:743文字

カテゴリ:歌詞

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