【アルタイル】歌詞


― もう 会えないの? ―


今年もまた銀の雨が降る
僕の心刺すように染みる


荒れ狂う 黒い波 引き裂く流れ
鵲の 羽根だけを 浮かべて


一度は諦めた想い
愛する君の手を放した
許されないと 釣り合わないと
この岸辺で立ち尽くした

逆巻く波 凍てつく水が
君の想い涙ならば
この身捧げ 応えよう ああ



― なぜ 諦めたの? ―

― もう 会えないの? ―




それともこれは思い上がりか?
所詮は許されぬ運命か?


荒れ狂う 重い闇 揺らめく精神
惰弱さを 切り裂いて 飲み込む


一度は諦めた僕に
愛する君がくれた涙
打ち据えてくれ 導いてくれ
もう二度と諦めぬように

逆巻く波 凍てつく水が
君の怒り嘆きならば
この身捧げ 受け取ろう ああ



この激流が君の愛なら
渡る強さで愛を返そう
逆巻く波も凍てつく水も
越えて伸ばした手は放さない

一度は諦めた想い
愛する君の涙を拭う
もう二度と手放しはしない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

アルタイル

七夕に雨が降る確率がかなりのものと聞いて書いた歌詞です。
織姫と引き離されて一度は折れてしまった彦星。
対岸で泣き続ける織姫、その涙雨で増水し続ける天の川。
荒れ狂う川の畔で、ついに彦星は心を決め、濁流へと飛び込むのでした……。
そんな歌です。

閲覧数:196

投稿日:2015/05/03 02:06:16

文字数:435文字

カテゴリ:歌詞

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