叩き付ける様なピアノのメロディーが
孤独を嘯いて眩い夜を誘う

透明なグラスに注ぎ込む感傷
期待と諦めを綯交ぜなままに飲み干すの

重なり合う世界は刹那の夢
色付いたグラスだけ残して消えてくの
置き忘れてきたあの感傷を手放せたコト 
それだけで十分だから――

一夜を限りに生きてくの
過去も未来も要らないから
軌跡を消す忘却だけ赦して

それでも未来がいつか勝手に 訪れてしまうものならば
例えそれが刹那の一夜に成り下がっても構わないわ

喉が灼ける程の濁ったカクテルが
寒さを誤魔化して理性を取り上げる

罅割れたグラスを劣等感で満たして
後悔と罪悪 素知らぬフリして飲み干すの

重ならない世界なら他人(ヒト)の夢
手放したグラスごと横目に見送るの 
それなのに何故かフロアの上に鏤められた残骸が眩しく見えた

一夜過ぎれば夢は終わる
過去も未来も関係ないの
奇跡を乞う創傷だけ殘して

それでも重ならない世界の中
孤独に夢を追うなんて到底出来そうになかったの
それならいっそ――

一夜限りに生きるわ
昨日も明日も同じように
軌跡を踏み躙ってでも夢見て

本当は夢は未来に向かって見るものなんだって知ってた
夜より明るい星が見えていた頃には信じてたから…




~~~ひらがなver.

たたきつけるような ぴあののめろでぃーが
こどくをうそぶいて まばゆいよをさそう

とうめいなぐらすに そそぎこむかんしょう
きたいとあきらめを ないまぜなままにのみほすの

かさなりあう せかいは せつなのゆめ
いろづいたぐらすだけ のこして きえてくの
おきわすれてきた あのかんしょうをてばなせたこと それだけで じゅう[ぶん] だから

ひとよをかぎりにいきてくの
かこもみらいもいらないから
きせきをけすぼうきゃくだけ ゆるして

それでも みらいがいつかかってに おとずれてし[まう]ものならば
たとえそれがせつなのひとよになりさ[がっ]ても かまわないわ

のどがやけるほどの にごったかくてるが
さむさをごまかして りせいをとりあげる

ひびわれたぐらすを れっ[とう][かん]でみたして
こうかいとざいあく そしらぬふりしてのみほすの

かさならない せかいならひとのゆめ
てばなしたぐらすごと よこめに みおくるの
それなのになぜか ふろあのうえにちりばめられた ざんがいが まぶ[しく] みえた

ひとよすぎればゆめはおわる
かこもみらいも[かん]けいないの
きせきをこうそうしょうだけ のこして

それでも かさならないせ[かい]のなか こどくにゆめをおうなんて
とうていできそうになかったの それなら[いっ]そ

ひとよかぎりにいきるわ
きのうもあすも[おん]なじように
きせきをふみにじってでも ゆめみて

ほんとは ゆめはみらいにむかって みるものなん[だっ]てしってた
よるよりあかるいほしがみえていたころには [しん]じてたから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Fragment Dreams

http://piapro.jp/t/WDCf
此方の曲に詞を書かせて頂きました。

[ ]は作詞段階の字余り、一音のイメージです。
参考程度に。

閲覧数:214

投稿日:2016/03/15 19:01:03

文字数:1,230文字

カテゴリ:歌詞

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