1-A 僕が君と出逢ったのは
もう何年前だろう
そのころの僕には
僕自身の名前も存在も無価値なも
ので
1-B だって一度も呼ばれたこと
なかったんだ。
僕の名前。
父さんも母さんも僕のことは
「アレ」や「ソレ」って呼んでい
たから
そんな僕に君は問いかけたんだ
「はじめまして、君の名前は?」
1-サビ 君が初めてだったんだ
僕の名前を呼んでくれたのは
君の声が、僕の名前を呼ぶたび
世界が少しずつ色づいていくよ
うな、そんな気がした
君の優しく甘やかな声は
僕の世界を変える奇跡の声
2-A 僕が君と出逢ってから
幾年も時が過ぎたよ
僕らは少しずつ大人になり
老いていくんだ。
2-B だけど君の優しい声は
変わらないんだ
僕の名前
呼ぶ声が少しずつ掠れ、しゃがれ
るようになっても
その声の中に含まれている優しさ
は何があっても変わらなかった
「大好きだよ、○○。だから○○
も自分を愛してあげてね」
2-サビ 君が初めてだったんだ
僕自身を愛せと言ってくれたの
は
君の声が、僕の名前を呼ぶたび
僕は僕自身を愛せるようになる
ようなそんな気がした
君の優しく甘やかな声は、僕に与
えられる愛情
Cメロ 君と出逢ってから数十年の時が
過ぎ、とうとう迎えた最期の時
今にも瞳を閉じそうな僕に
呼びかける君の声は今にも
泣きだしそうで
ラスサビ 君が初めてだったんだ
僕の名前を呼んでくれたのは
そんな君が泣きながら僕の
名前を呼んでくれているのに
僕はもう答えることもできない
君が初めてだったんだ
僕自身を愛せと言ってくれたの
は
君の泣く声に少し笑って
「最後まで名前を呼んでくれて
ありがとう
僕は幸せだ」
そう呟き、君が呼ぶ僕の名前を
最後に瞳を閉じた
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想