歌詞っぽい詩を作ってみた。


「銀の檻」


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夜がくる
夜がくる
待ち望んでいた月浮かぶ夜空が

漆黒の翼 飴色の虹
揺らぐ水面に堕ちる羽
さあ呪文を唱えましょう
右手にヒイラギ
左手には夜露を集めた小瓶を持って
願いをかなえる小さき人を 捕える檻を作りましょう

誰にも触れられたことのない乙女のような蔓草を
編んで 縛って 積み重ね
最後に小瓶の夜露に月の光を一滴
ヒイラギ伝わせ落とし できあがり

これは銀の檻
願いをかなえる小さき人を
呼び寄せ捕える銀の檻


ずっとこの日を待っていた
私の小さな願い事
かなえてくれたら小さなお菓子
お前のために焼いてやろう


だから出ておいで 


けれど月から一滴
とった光は夕闇の 紫入ったまがい物

さあ呪文をとなえましょう?
右手にヒイラギ
左手には夜露を集めた小瓶を持って
願いをかなえにやってくる人間【ヒト】を 捕える檻を作りましょう


これは銀の檻
願いをかなえにやってくる人間【ヒト】を
呼び寄せ捕える銀の檻

ずっとこの日を待っていた
私の小さな願い事
かなえてくれたらお前の体
喰らって人になってやろう

だから出ておいで

夜がきた
夜がきた
待ち望んでいた血色の月出る夜が


~終わり~




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

銀の檻

月夜におまじない、な感じ。ちょっとダーク路線でしょうか。歌詞的なものを書いてみました。

閲覧数:27

投稿日:2012/05/23 17:38:04

文字数:548文字

カテゴリ:歌詞

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