君がくれた歌


口ずさんだ小さな歌は
あの日君がくれた遠い歌
胸に浮かぶ音の粒たち
呆れてしまうほどいとおしくて

無邪気にはしゃいだ夏の下
日差しの匂いと君の声
懐かしさが少し痛いよ

未来のページめくることさえも
知らずにいた幼さいつしか憧れに
その純粋な瞳の向こうに
描いた夢ふたりで追いかけたかった
セピアのメロディひとりでは上手に
奏でられなくて


広がる海たゆたう水面(みなも)
きらめき眩しくて目を逸らす
いつからかな溜め息ばかり
うつむく時だけが降り積もった

微かな漣(さざなみ)青い色
寄せては返した悲しみは
今でもまだ消えないけど

止まることなく季節は巡って
立ちつくした想いを置き去りにしてゆく
輝く日々に戻れたらいいのに
強くなれない私は子どものままで
「ひとりじゃないよ」と頬に流れる風
ささやいた気がした


時を越えてひとつになる


君の笑顔は夏に似てるから
「もう泣かない」心に決めてたはずなのに
抑えきれずに切なさ溢れて
零れ落ちるメロディ震えてしまう
私の弱虫あいかわらずだけど
せめて今は抱き締めていて

君が好きだよ色褪せぬ想い
触れた夏の温もり道標(みちしるべ)に変わる
それでも挫けそうになったなら
あの日の空見上げて泣いちゃってもいい?
出会えてよかったと今なら言えるから
明日(あす)を迎えに行く(ゆく)


いつまでも忘れない

ライセンス

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君がくれた歌

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閲覧数:116

投稿日:2014/05/24 11:00:04

文字数:593文字

カテゴリ:歌詞

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