おにさんこちらまで手の鳴る方にまで
ついてこれるのかしら

君はいたずらぽく言って
僕はそれにのって
君を追いかけたんだ

待てよそんなに急いだら
ちょっと危ないだろ
僕たちの行く先が

君は無邪気そうに笑って
だけど物憂げで
何かを感じたんだ

始まりがあれば終わりもあるってことを
誰もが気付いているけれど
そんなこと二人には関係ないってことを
僕たちはよく言い合った

明るく咲いてた夜空に
君の笑顔がいつの日も
二人の未来を照らした
愛は永遠に続くと

変わることのない二人の
想いを乗せた蝶が舞う
ひらひらと揺れた姿は
心の模様だね

おにさんこちらまで手の鳴る方にまで
ついてきてはダメよ

君はあの日とは違うとどこかで思った
何かが違うんだ

少しの感情気付いてあげれなかった
君は寂しい思いをしてたはずだよね
僕には何も出来なかった
振り返るとそこにそっと蝶が舞う

暗闇がかかる夜空に
思い出すのは君のこと
瞼閉じれば浮かび出す
君の笑顔が空に咲く

何もないよと言いかけた
僕の言葉を遮った
君の瞳から零れた
一粒の雫が

暗闇が沈む夜空に
思い出すのは君のこと
瞼閉じれば浮かび出す
君の笑顔が空に咲く

明るく咲いてた夜空に
君の笑顔がいつの日も
二人の未来を映し出した
愛は永遠だと

手の鳴る方→てのなるほう
行く先→ゆくさき
無邪気→むじゃき
物憂げ→ものうげ
永遠→えいえん
蝶→ちょう
模様→もよう
寂しい→さみしい
瞼閉じれば→まぶたとじれば
遮った→さえぎった
瞳→ひとみ
零れた→こぼれた
一粒の雫→ひとつぶのしずく