おもむろに話を始めた
君の温度すら溶けてしまいそうな
うだる夏の隅っこに腰かけて
やっと見つけた秘密の場所で肩を寄せて
僕ら、思い出に迷い込んだ

ラムネ瓶の中の
取り出せないビー玉みたいだね
君の思ってたことも別れ際言いかけたことも
結局教えてくれなかった

戻れない日々、日々を願うのは
君の変化についていけないから。
置いてけぼりをくらったまま
陽炎に揺れる君を見ている。
ずっと君を見ている。

この場所を秘密基地にしよう。
僕ら大人になっても戻ってこれるように。
この場所を秘密基地にしよう。
僕らいつでもここで会えるように。
ねぇ。


熱くなったアスファルト、
河原の音、夕暮れの蛍
忘れたくない過去ばかり増えていくのに
いつか月日が僕らの思い出を攫っていくなら
記憶に残したい場所をたくさん見つけよう。

昨日まで遊んだ2人で見つけた場所は
いつの間にか立ち入り禁止
新しいアパートができるらしい。
僕らあの日に戻れる場所が
少しずつ消えていく
今日は他の場所で遊ぼう。


戻れない日々、日々を願うのは
君の変化についていきたいから。
あの夏とは何もかもが変わった
君と今すれ違ったとしても
きっと気付かないままだろう。

戻れない日々、日々を願うのは
君の変化についていけなかったから。
ずっとついていけなかったから。
2人で登った木に目印を付けておこう。
1人でここに来ても見つけられるように。

僕らの夏に残ったのは
変われないままの僕の弱さと君の面影。
置いてけぼりをくらったまま
陽炎に揺れる君を見ている。
ずっと君を見ている。

この場所を秘密基地にしよう。
僕ら大人になっても戻ってこれるように。
この場所を秘密基地にしよう。
僕らいつでもここで会えるように。
僕らいつでも思い出せるように。
僕らいつでもあの夏に戻れるように。
ねぇ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏影を見ている

歌詞です!

閲覧数:856

投稿日:2018/10/16 20:05:30

文字数:784文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました