※注意:グロテスクな表現や、暴力的表現を含みます。苦手な方はすぐに戻ってください!






――普段と全く変わらないとある日の朝。

――子供たちが、遊びながらも学校へと登校していく。
――商店街は、人々で賑わっていく。

――そして、空は、青くどこまでも透き通っていた……はずだった…。

急に真っ赤に染まる空………そして、急に起きた核爆発。
その核爆発は世界すべてを包み込み、煙が晴れたころには、そこは――


―――『地獄』と化していた――


その核爆発から数百年過ぎた今………。
私は、いつものように湖のほとりで、昔から伝わる歌を歌っていた。
…しかし、歌い終わって、町へと戻ろうとしたとき――
『私の番』は、迫ってきていた……。

急に、背後から二人に捕まえられ、その時は何が起きたのか全く分からなかった。
気づいた時には既に遅かった……。

「やだ!!はなして!!」
必死に抵抗を試みるものの、二人の男は全く動じなかった。むしろ、体力の無駄遣いだった。
だんだんと、力尽きていく……その時、別の声が聞こえてきた。
「どうやら、次はあなたのようね。ミク。」
黒き服をまとった茶髪の女――

呪界王族 冥子 だった。

冥子は、私にそう話しかけるとさぞ楽しそうに高笑いをしていた。

その瞬間――

ズドーン

パースエイダーが発砲された……。
その弾丸は、私を捕まえていた片方の男に命中し、その男は、そのまま後ろへと倒れていった。
「な…なにっ!!」
冥子が、驚きの表情を浮かべ発砲されたほうへと目をやった。そして、私も……。
金髪の少年がこっちへととびかかってきて、今度は残った男へと攻撃を繰り出すが、その男は、少年のみぞへと蹴りかかる。
「ぐわっ!」
少年は、数メートル吹き飛ばされ、地面へと叩きつけられる。
「まったく…驚かせや――」
男が言い終わる前に少年は再び発砲していた……。
「き……貴様!!」
冥子が、今度は怒りを顔に浮かべていた。
しかし――なぜか、一人で王宮へと戻っていった。
そして、少年は気を失ってしまう。
「だっ、大丈夫ですか!?」
何度も呼びかけてみたが、返事は来なかった―――

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  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【呪界二次創作小説】  Music desired 第一章 呪界王族と少女

はじめまして。霧田Pです。

夢永さんが作曲した楽曲『呪界』をもとに作った小説なのですが………。
恐らく、最終章の一歩手前までこのような感じで(どのような?)進みます。
もし、よろしければ最後まで読んでくださいね(^^)

元になった曲『呪界』http://piapro.jp/content/vxz8wz3xb6hhlanw

前 (『序章』とかありませんよ?多分。)
次 第二章「異世界の少年」http://piapro.jp/content/t5qohimj7c0rt5bh(2009/07/20 13:18)

追記(2009/12/02)
予想以上に長くなりそう&途中で別シリーズ乱入ということで、ブクマにまとめました。
http://piapro.jp/bookmark/?pid=KiritaP&view=text&folder_id=103652

閲覧数:421

投稿日:2009/07/18 18:54:17

文字数:911文字

カテゴリ:小説

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  • シアノス(霧田)

    シアノス(霧田)

    ご意見・ご感想

    >Raptor1さん
    読んでいただきありがとうございます。

    やっぱり、約一ヵ月間くらいずーっと原曲作曲者である夢永さんのアドバイスも受けながら、アイデアを練っていたことあってか、自分でも結構リアルにできているなと思っています(もっとも、一割くらいしかできてないのですが…)

    そして………見抜かれてましたか……パースエイダーってドイツ語だったんですね!(=『キノの旅』愛読者です。)
    前々から何語かも知らず読んでたら、「銃器」のことをを「ピストル」と言いきれなくなってしまって、「パースエイダー」と言っています。

    ぜひ、続編(というより続き?)も読んでくださいね。

    2009/07/18 22:20:13

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