浅き夢手繰りしは恋
酔いもせず泡沫の酒
はからずも遠からじ春
永を求めてた

暮れなずむ情景に問う
惑いしは愚かなり只
忘れ草叶うなら今こそ
お前の話を私にそっと聞かせて

華添えの宵に宴を
結ばれてそして解け
慈しむ意味を違えて
綻んだ口あやなし

天つ風待ち侘びた明日
夜もすがら抱きしは君
儚しと囁くは声
永の夢現

紅に萌ゆる日は直
待てずとも過ぎ去りし時
解らずも嵌まりゆく愛だけ
二人の思いが重なるなら悲しい

花開く夜に憂いを
愛でられてそして果てて
潔く散ると知るなら
咲き誇る痕あだなし


闇に舞う時雨の花弁
噎せ返る匂い縁
色付くは刹那零れて
道標無くないてる

あやなし=意味のないこと
あだなし=儚いこと
縁=身や心のよりどころとすること/手がかり



ひらがな

あさきゆめたぐりしわこい
よいもせずうたかたのさけ
はからずもとおからじはる
とこしえおもとめてた

くれなずむじょおけえにとう
まどいしわおろかなりただ
わすれぐさかなうならいまこそ
おまえのはなしおわたしにそっときかせて


はなぞえのよいにうたげお
むすばれてそしてほどけ
いつくしむいみおたがえて
ほころんだくちあやなし


あまつかぜまちわびたあす
よもすがらいだきしわきみ
はかなしとささやくわこえ
とこしえのゆめうつつ

くれないにもゆるひはすぐ
まてずともすぎさりしとき
わからずもはまりゆくあいだけ
ふたりのおもいがかさなるならかなしい

はなひらくよるにうれいお
めでられてそしてはてて
いさぎよくちるとしるなら
さきほこるあとあだなし


やみにまうしぐれのかべん
むせかえるにおいよすが
いろづくわせつなこぼれて
みちしるべなくないてる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

浅き夢見し(仮)

Raiderさんの曲に寄せて。

閲覧数:321

投稿日:2014/03/31 23:59:49

文字数:727文字

カテゴリ:歌詞

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