めくるめく過ぎて終わる　とりとめのない毎日を
ガラス越しに見送るだけのバスに乗り込む
少し目を離すだけで　変わってしまう世界は
きれいなキミの目にはどう映るのだろう

空のオレンジ色も星空になる時
キミが笑う　あたたかい家の中へと

招くように差し出される手と　優しい声がボクを迎える
「おかえり」には「ただいま」とか
当たり前だけどさ
忘れないよ（う）に伝えたいんだよ
繰り返しの中にも大事な
かけがえない存在（もの）があると
ボクの力になるから

せわしなく汗をかいて　失敗だらけの日には
周りが見えなくなる　ボクの悪いところだ
誰も居なくなったあと　一人ぼっちの世界は
にじんだボクの目にはどうも映らない

星が濃くなる夜のバス停にたたずむ
キミの影が　不安そうに揺れていた

何も言わず指差した先　広い空がボクらを見下ろす
言葉だとか笑顔だとか　何かが無くたって
忘れないよ（う）に刻んでおくよ
繰り返しの中でも大事な
かけがえない存在（もの）なんだと
ボクの背中を押すから

灯りのついたいつもの場所　優しい声がボクを迎える
「おかえり」には「ただいま」とか
当たり前だけどさ
忘れないよ（う）に伝えたいんだよ
繰り返しの中にも大事な
かけがえない存在（もの）があれば
明日（あす）も進んで行けるさ