ある晴れた日。空には白い雲がゆったりと漂っている。

「・・・雲、きれいだおー」
「そうだな」
赤とピンクを混ぜたようなくるくるしたツインテールの女の子の言葉に、隣にいる髪を結んでいる男の子は頷いた。

「・・・テッド」
女の子は髪を結んでいる男の子の名前を呼んだ。
「ん?何だ、テト?」
テッド、と呼ばれた男の子はツインテールの女の子の名前を呼び返した。

「・・・・あたしたちも、いつかあの大きい雲のように輝けるのかな・・・」
テトの言葉にテッドは、
「ああ。そのために俺らがんばっているんだからな・・・」
優しくテトの頭をポンと軽く叩いた。
「うん。そうだおね・・・・」
切なそうな顔でテトは微笑む。

「早く、この狭間な世界から脱出したいおー・・・」
「そうだな」
テトとテッドは天井に丸く、くりぬかれた窓から空を眺めた。

空には、白く大きな雲がゆっくりと自由な旅をしていた。


              END

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ほのぼの的狭間日常物語 第0,1話

今回は重音テトと重音テッドが出てきます!
亜種はけっこう好きなので・・・(ネルとかハクとか
次回もテトは出てきます(多分

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投稿日:2009/09/11 19:55:15

文字数:413文字

カテゴリ:小説

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