rei_inst(mastering)

四重侭格＝4／ca

rei(齢) 重ね合って当然その甲斐あって
膨らみきった海馬から溢れた
rei(黎) 嫌いなんて通用しなかったって
変わり行く世界を逞しく生き抜いた

rei(麗) あなたの
強く輝いた瞳が拓いた
当然の日常
いつも見せないけれど
シワの数ほどの悲しみを

いつでも
フィナーレを待ってる訳もなく
何を見てたのか解りかねるけど
rei(零) に戻るまで絶えず爆ぜた
一生の一瞬の火花が
コンクリート造りの日常に
少し乱暴でもやけに温かったよ
それだけは持って歩くよ

rei(例) 時が経って当然綻びだして
受けてきたものは海馬に残された
rei(励) やがて去ってもきっとそこいらで待って
その大きな手で背中を叩いてよ

rei(零) それでも
見届けたかった続けたかった
安穏な閉幕後
僕も探すだろう
悔いはないと思える通を

それでも
フィナーレはいつしかやってきて
必衰の条理を突きつけるけど
rei(霊)
名を連ねたエンドロール
喝采のハッピーエンドがいいね
ふと生きるたびに思い出す
頭ごなしでも愛があるセリフを
終わりまで持って歩くよ

それが僕なりのrei(礼)