ふいに現れた魔法使い
奏でる五弦の官能が
人の心を弄ぶ
いつしか人は“姫”と呼び
叫び 泣き 酔いしれる

マスクに潜む微笑みに
虜になった人々は
“姫”のオトを追い求め
ひとたび五弦の音(ね)を聞けば
崇めたてて 酔いしれる

“姫”が奏でる魔法のオトは
恋に堕ちるオトという
いや そうじゃない
それは心を奪うオト

五弦を奏でる魔法使い
マスクに潜む微笑みは
今夜も心の酔を食む
人が我に帰るのは
姫が“姫”をやめたとき・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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黒ノ姫

“姫”のことを考えていたらこんな散文が頭に浮かんだので、恥ずかしながら公開してみました。

閲覧数:101

投稿日:2009/03/03 02:00:12

文字数:215文字

カテゴリ:その他

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