新月の日にだけ会えるの
約束は一度きり必ずねって
けれどその日は熱が出て
外に出られなくなっちゃった

窓際から残念そうに夜に云う
次の新月まで会えないの寂しい
シリウスに笑われては
カシオペアになだめられては

月を巡る光に恋を問う


新月の夜だけ会えるの
指切りは一度きり必ずねって
けれどその日は雨が降り
空が見えなくなっちゃった

軒下から可哀想な夜に聞く
次の新月まで会えないと寂しい?
ペガススに呆れられて
カノープスにほだされては

月を照らす灯りが恋を招く


大切な大切な大切な夜なのに
本当に本当に本当に会えなくて
約束した夜に謝っていてばかり
お辞儀をしても会えないの知ってる

消えないの消えないの消えないのこの気持ち
消えてくの消えてくの消えてくのあの光
指切りした夜に俯いてばかり
手を振ってみても見えないの知ってる


新月の日が来て会えたの
お茶会は一夜でも楽しくて
雨降りも風邪引きもしらんぷり
夜と踊りたくなっちゃった

流星来て騒がしい夜と行く
次の新月にも会いたいの絶対
カストルに指さされて
ポルックスに頭撫でられ

月を揺らすため息想い巡る


満月の夜も会いたいってわがまま
口にすれば全て消えてしまいそうだから
云わないでいたはずなのに不思議ね
朝には月だけが置いてけぼりになる

仕方がないから踊ってあげましょう
なぁに?そんな顔して不満なの?
云いたいことがあるなら次の新月にね

約束は一度きり必ずねって
指切りは一度きり必ずねって

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新月に夜と会うの

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投稿日:2024/01/06 23:53:02

文字数:644文字

カテゴリ:歌詞

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