『ようこそ!ワタシの音楽工場へへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ』

 確かここに連れてこられて最初に聞いたのはそんな台詞だったと思う。
 緑がかった髪のツインテールのちょっとアブナイ感じの女の子が僕の一直線上に立っている。
 いや、僕たちと言ったほうがいいのか。
 周りを見るとだいたい僕と同い年ぐらいの人たちが10人ほど集められたらしい。
 何故こんなことになったのか。


 高校2年生の僕は趣味の作曲をしながらいつもどうりに過ごしていた。…はずだった。
 突然眠気が襲ってきて気がついたらここにいた。そうとしか考えられない。



 「俺たちをどうするつもりだ!」



 意識が現実に引き戻された。


 そのうちの一人が少女に向かって問いかけた。
 『どうするかって?ふふっ、どーしよっかなぁ?殺しちゃおっかなぁ?』
 「な…っ!」
 『ジョーダンだって。だって、ここに貴方たちを連れてきたのは他でもない。
  ワタシに新鮮な「音楽」を絶え間なく届けて欲しい、それだけ。』
    音楽…?
 『幾千幾万もの歌を消費して摂取して、この体躯(からだ)を保つためにずっとずっと
  たくさんの人にそばにいて欲しいの。』

  

   「君は一体何者なんだい?」



 震える喉を振り絞って僕は少女に問いかける。どんな答えが返ってくるかも分からずに。
 ただその答えがどんなものであろうと、
 僕らにとって不利な状況であろうことしかいまの僕にはわからなかった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Saistic∞Мusic∞Factory 自己解釈小説1

暴走PのSaistic∞Мusic∞Factoryという
素敵な楽曲を自己解釈させていただきました

初投稿なので温かい目で見てくださるとうれしいです
中坊の作品なので、もうボロボロです

閲覧数:234

投稿日:2012/11/26 16:53:12

文字数:640文字

カテゴリ:小説

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  • 雪りんご*イン率低下

    雪りんご*イン率低下

    ご意見・ご感想

    SM工場、個人的に好きな曲なので、自己解釈が出てて「おぉ!」となりました。
    ミクちゃんカワイイですね! ジョーダンでも「殺す」なんて言える辺りが(((

    続きも楽しみにしてます!

    2012/11/26 22:01:49

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