解けた夜に咲く 顧望に月時雨
顎門を傾けている 公園で一人

暗い毒の海 広い人生の航海を
三途を見るまで 生きて行くらしい

代替 解体 貴女の眼に映る
路傍の石に等しい僕
そのまま想うは請い願う寂寥
灯を割いた切な夢を

「月に行きたい」と言った
貴女と居たかった
「先に行けば良いのに」
夢の続きの事

月に憧憬を捧ぐ

素晴らしい機微の 鮮明な記録
有り余る創造の声 貴女の行方に

外界 媒介 僕の目に映った
月から来たような貴女
ここから想うは愛や道理の無い
ただ二人きりの世界のみ

月に行けるような
美しい夜だった
一輪の貴女が
夢の先で祈る

咲いているようだった

「月に行きたい」と言った
貴女と居たかった
「もう行ってしまうのでしょう?」
行きたくなど無いのだ

貴女が微笑んだ

月に行けるような
美しい夜だった
一輪の貴女が
やがて散って行った

月の憧憬を見ていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月の憧憬 歌詞

「月の憧憬」という曲の歌詞になります

閲覧数:161

投稿日:2018/07/13 00:02:44

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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