日曜の昼下がり 白線が導くスクランブル交差点
Tシャツの裾を握り 長めの前髪で世界を曇らす
ぶかぶかのジーンズが 求めるものを隠すように
吐いた溜め息がゆらりと舞って 夢見る『ワタシ』に影を落とす


大嫌いな人混みも 雑音の占拠するのっぽな街中も
あのコに逢えるなら いつだってこの世界の住人になれるの
  


きらきら眩しいショーウインドウに
愛しい真っ赤なあのコが行儀よく座ってて
ガラスに映った自分と目が合えば
温かな雫が溢れて 心を優しく溶かしていくの


あのコを足元へと誘(いざな)って
思い切り街を駆けてみたら
きっと空まで飛んでいって
幸せが積もって死んでしまうわ



でもね もう気づいてる
タグに付いたゼロの多さに
幸せな空の旅は 一気に地上へ帰国するけど
いつかは いつかは

『ワタシ』の足を 真っ赤に染め上げて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

はいひーるに恋して

メンズファッションを好む女の子が、
一目惚れしたハイヒールに逢いに行くお話です。
物を人に例える構成で、ハイヒールという単語を出さないで想像で導いていくところがポイントです。

閲覧数:77

投稿日:2014/02/07 21:26:32

文字数:371文字

カテゴリ:歌詞

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