S0-1
位置について 
静寂が満ちて
お嬢様はフライング
駆け出した
どいて 邪魔よ 屑ね 何よ
仮面(マスク)の中から
怒鳴る本性

S0-2
力尽きて
一人になるまで
淑女たちは
金切りの泥仕合

紅組(あか)も 白組(しろ)も
黒の笑顔
勝者が 強さが
掟(ルール)
よくって?


A1-1
馬鹿な男の子のお相手
嗚呼 ぶち撒けたい
「超迷惑!」
いつも 躾けられる完璧
もう 缶詰めのレディよ

A1-2
朝は
教会での有り難い
「はあ…」
お話漬け もううんざり
お化粧して お洒落して
お辞儀して舌打ち

B1
大玉ぶつけて
泣かせてみたら
林檎のほっぺね 素敵
綱引き 玉入れ 乱闘
審判なんていらないわ

S1-1
前へ走れ
押しのけて進め
ご令嬢は
日常の影もなく
ぶって 抓り 蹴って 叩き
仮面(マスク)を剥がせば
直ぐに退散

S1-2
プライドなら
きちんとあってよ
気持ちひとつ
武器にして
振り回す
奪え 喚け 転べ 倒せ
応援席では
誰も狂(ヒス)って


A2-1
憐れ お父様のご相談
嗚呼 傾く家
「悲惨だわ」
だけど 此の身はほら自由よ
そう 夢を見て生きる

A2-2
夜は
君主様の
お言葉
「ふああ…」
欠伸がでる 画面越し
香水して リボンして
自由だけお預け

B2
棒よりあの子を倒すの
さてと 裏切り計画
決まり
フォークのダンスに
スプーンレース
醜悪(ぶす)なテディ乗せて

S2-1
踏み出したら
振り乱してるの
お嬢様は
タイミング知らないわ
金のメダル貰うよりも
私を認めて平伏しなさい

S2-2
ぶりっ子せず 
目立つが勝ちだわ
組体操 高飛車の足を踏め
喜劇 悲劇 過度な刺激
罵り苛めて 薔薇は燃えて


C1
めそめそするより
死ぬほど暴れる
健康的でしょ
あなたもどうでしょ?

S3-1
位置について
一番に着いて
憂さ晴らしの道楽は終幕へ
どいて 邪魔よ 屑ね 何よ
仮面(マスク)の下から
覗く狂宴

S3-2
雨に塗れ 志折れて
花びらさえ散るような現実で
今日の此の日 ぶつけ合うの
手出しは御無用
貴方 よくって?



【譜割り・()は一音分】

S0-1
いちに
ついて
せい(じゃ)くが
みちて
お(じょ)うさまは
フライング
かけだした

どいて
(じゃ)まよ
クズね
なによ

マスクの
なかから
どなる
ほん(しょ)う

S0-2
ちから
つきて
ひとりにな
るまで
(しゅ)く(じょ)たちは
かなきりの
どろじあい

あかも
しろも
くろの
えがお
(しょ)う(しゃ)が
つよさが
ルール
よ(くっ)て


A1-1
ばかな
おとこのこの
おあいて
(ああ)
ぶちまけたい
(ちょう)めいわく
いつも
しつけられる
かんぺき
(もう)
かんづめ
のレ(ディ)


A1-2
あさは
(きょ)うかいでの
ありが(たい)
(はあ)
おはなしづけ
(もう)うんざり
おけ(しょ)うして
お(しゃ)れして

じぎして
したうち

B1
おおだま
ぶつけて
なかせて
みたら
りんごの
ほっぺね
すてき

つなひき
たまいれ
らんとう
しんぱ
んなんて
いらないわ

S1-1
まえへ
はしれ
おしのけて
すすめ
ごれい(じょ)うは
にち(じょ)うの
かげもなく
ぶって
つねり
けって
たたき
マスクを
はがせば
すぐに
たいさん

S1-2
プライ
ドなら
きちんと
あってよ
きもちひとつ
ぶきにして
ふりまわす
うばえ
わめけ
ころべ
たおせ
おうえん
せきでは
だれも
ヒスって


A2-1
あわれ
おとうさまの
ごそう(だん)
(ああ)
かたむくいえ
ひさんだわ
だけど
このみはほら
じゆうよ
(そう)

めをみて
いきる

A2-2
よるは
くん(しゅ)さまの
おことば
(ふああ)
あくびがでる
がめんごし
こうすいして
リボンして

ゆうだけ
おあずけ

B2
ぼうより
あのこを
たおすの
さてと
うらぎり
けいかく
きまり
(フォ)ークの
ダンスに
スプーン
レース
ぶすなテ
ディのせ


S2-1
ふみだ
したら
ふりみだし
てるの
お(じょ)うさまは
タイミング
しらないわ
きんの
メダル
もらう
よりも
わたしを
みとめて
ひれふ
しなさい

S2-2
ぶりっ
こせず
めだつがか
ちだわ
くみたいそう
たかび(しゃ)の
あしをふめ
きげき
ひげき
かどな
しげき
ののしり
いじめて
ばらは
もえて


C1
めそめそ
するより
しぬほど
あばれる
けんこう
てきで(しょ)
あなたも
どうで(しょ)

S3-1
いちに
ついて
いちばんに
ついて
うさばらしの
どうらくは
(しゅ)うまくへ
どいて
(じゃ)まよ
くずね
なによ
マスクの
したから
のぞく
(きょ)うえん

S3-2
あめに
まみれ
こころざし
おれて
はなびらさえ
ちるような
げんじつで
(きょ)うの
このひ
ぶつけ
あうの
てだしは
ごむよう
あなた
よ(くっ)て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

黒薔薇仮面大運動会

普段は気詰まりな生活をしている貴族の令嬢達(リンくらいの年齢)が、
憂さ晴らしとして本性剥き出しの攻撃的な仮面運動会を行う様子を描きました。

閲覧数:461

投稿日:2013/11/10 21:59:50

文字数:2,092文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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