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十年定理

タイムトラベラーは、十年前の世界が美しいだなんて思っていない。
でも人間は・・・そうでもないらしい。

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投稿日:2015/04/20 11:50:17

長さ:06:57

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カテゴリ:ボカロ楽曲

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    正月寝ぼけ眼で テレビの画面を覗き込んで
    騒然コタツを飛び出した 日付が変わっていない!
    どうやらコトはホントらしく ここ連日がずっと正月で
    ああ何て騒々しく 街は祭り騒ぎ

    でもどうしてそんなに 楽しいと恋しい
    双子の想いが 綱引き合戦
    思えば毎日が 窮屈なパーティーで
    夜になれば今日の事も すっかり忘れるでしょ

    誰にでもその日その日には 黄金の思い出が在って
    平凡だとか、特別だとか、名付ける必要なんてないさ
    それでもたまには 誰のためでもない
    主人公不在の誕生日でも やってみたいと思うんだ
    なぜかタイムトラベラーは 何気ない日にひょっこり現れて
    萎れ切った日常を お祭りに変えてしまうんだろう
    でもだから思い出の中には ぽつんと輝くものがある
    十年経って初めて気付いたよ 十年経ってもおぼえていたんだ

    十年定理は誰がために そして何の為生まれたのか
    巷のタイムトラベラーは 時計を見ながら考えた
    同じ過去を思い描けど 十色の像が浮かぶのはそう
    正しく明日をむかえるための チョッとした工夫なんだろう

    でもどうしてかな イツかが恋しい
    夢見ることより 夢に逃げたい
    そんな脆弱、滴る静寂を
    タイムトラベラーは 駆け抜けて行く

    昨日より今日より明日より 価値あるものはどこにある
    拙い日、儚い目、あどけない夢に縋り寄り添って
    人は誰でもそうだ 日々を溶かしてゆく
    気付いた時には両の手はもう ただ空を抱くだけなんだ
    でもねタイムトラベラーは そんなせっかちな僕らに向けて
    昂然と、空前の、大仮説を投げかけるのだろう
    目紛しく走り狂う日々に そっと花束を添えるように
    十年定理は君の味方さ 幾星霜を巡り合い越えて
    十年定理は君に寄り添い 幾星霜の未来を渡るんだ
    十年定理は……。

    2018/04/24 00:46:07

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    【十年定理】

    ある日目を覚ました君は 新聞の日付を見て
    仰天悲鳴をあげた 十年過去に来てしまった!
    どうやらコトはホントらしく ブラウン管がまるで現役で
    ああ何て懐かしくて 街を駆け出した

    でもどうしてこんなに 嬉しいと切ない
    二つの気持ちが 陣取り争い
    思えば世界は 急ぎすぎてしまって
    君自身もせっかちカチカチに 生きて来たんでしょ

    誰にでも心の中には 純白の過去が在って
    一度は戻りたいと願ったり したことがあるはずじゃないか
    でも懐かしさに身を委ね しばらくして君は気付く
    「あの頃は輝いていた」は 今在ってこその「定理」だと
    きっとタイムトラベラーは いつもそんな肩すかしばかり
    美しいと、信じ切っていた、過去は実は散々なもので
    でもふと思い出を辿って 微笑み漏らせるのは
    十年定理のおかげなんだ 十年定理のしわざなんだ

    2018/04/24 00:45:31

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