覚えているかしら 子供の頃だけど
私の唇を 君が奪ったこと

嫌いじゃなかったから 嫌じゃなかったけど
みんなが噂した 君は悪い子だと

そんな大人達の陰口を
私は密かに誇りに思った

つらいことに出会ったとき 私たちは
この世界の理不尽さを語り合った

君は少し無口だけど 私を見て
頬杖つきただ静かに笑っていた

ああ あの頃にはもう戻れない
立派な大人になりたかったけど

時は過ぎて 私たちは大人になり
この世界の理不尽さに慣れていった

君は少し昔よりも無口になり
ただ静かに笑っている そして

そんな君を見ているとき 一瞬だけ
この世界も悪くないと錯覚する

平穏無事 そんな風に生きることが
必ずしも幸せとは限らないと

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UNFAIR WORLD

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投稿日:2017/10/05 07:00:29

文字数:317文字

カテゴリ:歌詞

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