とろり 脳に溶けゆくような
喉が切れそうな温度
真っ逆さまに落とされた
よく晴れた日の 午後三時
ふわり 宙に舞ったような
感覚に僕は怯えていた
こんなはずじゃなかったと
前髪をくしゃり掴んだ夜
膨らんで 弾けた 水色ヨーヨー
崩れちゃうほど 揺らいだ水彩の景色
継いで接った口元は
「寂しい」の一言も出せやしない
愛?ない 否 否 否
捨てられて当然 燃えるゴミ
そんなもんさ 僕なんて
一欠片の想いも伝えやしない
淡く 溶ける この心象に
パステルカラーのアメをください
忘れられていく 風景の隅っこに
僕を重ねた 泣いちゃうくらいに
望んで塞いだ感情の
戸を叩いた音が 鳴り止まないや
止まれ 止まれ と泣き叫んだ
僕の中だけで 収まっていて
こんなもんさ 僕なんて
一欠片の想いも伝えやしない
淡く 溶ける この心象に
パステルカラーのアメをください
貴方の右手を忘れさせて
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