作品番号：DMS-259
題名：叛鏡
作詞：ダイヅ

放り投げなさい
瞳は真直ぐ
遮るものを全て
貫くつもりでさ

退がっていなさい
瞳は真直ぐ
遮れる壁は
すでに失われたのだから

お投げなさい
狙いは真直ぐ
遮るもの全て
貫き通してさ

走りなさい
狙うは真直ぐ
防ぐことなどもう
できるはずもないのだから…

羽を持ち、歌声がある

触れずにはいられない
赤を放つ星の火々に
銀い羽よ届けと
燃やされても構わないのだから

視ずにはいられない
明に叛く星の姿に
黒い翼よ届けと
焦がされても望んだこと
だからさ

目を開き
散らばった光を集めては
それを地に埋めて
詞で刻み付けた

投げ捨てなさい
目蓋を落として
遮るものを全て
在り得ないものにしてさ

探しなさい
目を閉じてさえ
道標はすでに
図描かれたのだから

お投げなさい
願いは真直ぐ
祝いを全て
貫き通してさ

走りなさい
願うは真直ぐ
祝ぐ詞などもう
紡げるもないのだから…

羽を持ち、歌う聲があり
羽撃きを待ち、歌声がある

触れずにはいられない
赤を放つ星の火々に
銀い羽よ届けと
燃やされても構わないのだから

視ずにはいられない
明に叛く星の姿に
黒い翼よ届けと
焦がされても望んだこと
だからさ

瞳を開き
散らばった光を集めては
それを地に埋めて
詩で刻み付けた

触れずにはいられない
赤を放つ星の火々に
銀い羽よ届けと
燃やされても構わないのだから

視ずにはいられない
明に叛く星の姿見

それなら
「バカめ」ばかりを君に繰り返し伝えたいよ
「バカめ」ばかりを君にいつまでも伝えたい

零に成れなかった君の音は
もう、いらない
人を描いて人に成れなかった、
人を夢見て人に合えなかった、
神様を見て人に成れなかった、
人に成れなかった、
零のままの僕はきっと

きっと触れずにはいられない
赤を放つ星の火々に
銀い羽よ届けと
燃やされても構わないのだから

視ずにはいられない
明に叛く星の姿に
黒い翼よ届けと
焦がされても望んだこと
だからさ

目を開き
散らばった光を集めては
それを地に埋めて
詞で刻み付けた

瞳を開き
散らばった光を集めては
それを地に埋めて
詩で刻み付けた

「バカめ。」