誰にだって通りたくない道はあって
それはどこだろうか
オバケが出そうな道だとか
吠える犬のいる道だとか
いろんな道が地球《ここ》にはあって
僕の嫌いな道もそこにある


君と歩いた道
たくさん笑った道
いろいろ話していろいろあったね
もちろん君はここにはいなくて
どこかの道を誰かと歩いてる
その誰かなんて知らなくていい
でも少し前まで「誰か」は僕だった



ついついまたこの道を歩いてしまった
いつも後悔するんだ
そこを通ってしまうだけで
「君」を思い出して
辛くなる道が地球《ここ》にはあって
そんな道がきっとたくさんある


君と帰った道
たくさん帰った道
いろいろぶつけていろいろあったね
今まで君はここを歩いてて
なんどもここを僕と歩いてた
でも今は別の「僕」が君の
隣を歩いて笑っているのでしょう



ここを通って思い出す小さな幸せ
思い出したように涙がつたう
届く訳もないのに手を伸ばし
君といた日々戻ってこい


君と歩いた道
たくさん笑った道
いろいろ話していろいろあったね
もちろん君はここにはいなくて
どこかの道を誰かと歩いてる
その誰かなんて知らなくていい
でも願わくはいつか
君とまた歩きたい