1
うすい心で仰ぐ三日月の
きまぐれなゆらぎに付き合うように

水底をまよう魚のように
夢路のゆきさきを探している

微睡みの冷たさの悲しみの秘密を結び
雨ふりの幽霊に手を引かれ日々の中へ

あなたを月夜へ運ぶように
がたごとささめきバスはゆく
一人きり夢を見るの
濡れながら見送るの

2
こなごなになった夏の欠片と
見上げたつもりの宵の明星(あかぼし)

空を射抜く光もとうに消えて
続きは夢の中でとうそぶく

何もない暖かい音だけがずっと聞こえ
目を閉じて空の底漂うの溶けてゆくの

呼び合う灯りをすり抜けて
雨音ささめく街をゆく
一人きり傘はあるの
いつまでもどこまでも




A
うすいこ ころであ おぐみかずきの
きまぐれ なゆらぎ につきあうよに
みなそこ おまよう さか なのよおに
ゆめじの ゆきさき おさがして るう

B
まどろみの つめたさの かなしみの ひみつおむすび
あめふりの ゆうれいに ておひかれ ひびのな かえ

S
あなたお つきよえ はこぶよに
がたごと ささめき ばすわゆく
ひとりきり ゆめおみるの
ぬれなが らみおくるの

A
こなごな になあた なつのかけらと
みあげた つもりの よいのあかぼし
そらおい ぬくひか りも とにきえて
つづきわ ゆめのな かでとうそ ぶく

B
なにもない あたたかい おとだけが ずううときこえ
めおとじて そらのそこ ただようの とけてゆ くの

S
よびあう あかりお すりぬけて
あまおと ささめく まちおゆく
ひとりきり かさわあるの
いつまで もどこまでも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

雨と月、夢と星

わかれの歌です。

しずかけい様の曲(https://piapro.jp/t/yVwv)への応募用に書いたものです。

閲覧数:218

投稿日:2022/06/04 22:52:56

文字数:676文字

カテゴリ:歌詞

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  • しずかけい

    しずかけい

    使わせてもらいました

    こんにちは。
    歌入れしてみました。
    良かったら聞いてみてください。

    https://piapro.jp/t/c1_8

    よろしくお願いいたします。

    2022/06/08 23:22:51

    • 砂場のあめんぼ

      砂場のあめんぼ

      !?!?!?
      仕事が早過ぎる……そして素晴らしい調声です、ありがとうございます!

      2022/06/09 01:57:20

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