─── さぁて…そろそろ始めようか… (台詞)





午前二時の真夜中に.
私は深い夢を見た.
それはそれは滑稽で
怖い怖いものだった.

私はひたすら歩くの.
右手を誰かに引かれていく.
盲目の この目.
目隠しされてるこの目.
聞こえてきたよ.あの声が.
私を誘(いざな)う あの声が.

“さぁ おいで.こっちへおいで.
皆が君を待ってるよ?”

するりと落ちてく目隠しが
私の世界を変えてった.

“さぁさ おいで 墓場へと.
鬼火の中を通ればそこは
世にも不思議な光景さ.”

そうさ、幽霊どもの穴場 穴場.
この時期だけの祭り 祭り.

これは誰にも秘密だよ?
僕達だけの内緒事.

それはまさに滑稽 滑稽.
幽霊どもの祭りだ 祭り.

賑わい煌めく鬼火の数.
騒めく無数の声たち.
自然と誘われていっちゃう.

何も知らない私の後ろで不適な笑みが忍び寄る.
片手から覗く闇色の刄.

名前を呼ばれ、振り向く私.



 ─── 君の心臓(こころ)はどんな味? (台詞)





 ─ ドッ…!(効果音)





此処はどこ?

彼岸花流れる川の上.
白装束の渡し守.

なんて長い夢かしら.
覚めない私の夢物語.




───また一人、逝っちゃった…
(台詞)



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

世魅物語

夏に向けて肝試し、ちょっとホラー的な歌詞を考えてみました。


最初の冒頭の台詞をKAITO、
最後の台詞をレン君に言ってもらいたいです!


幽霊たちの祭りに来た女の子役を女性ボカロなら誰でも大歓迎です。


話の中の幽霊はボカロ(がくぽなども)が幽霊の格好…仮装、または幽霊たちがボゥ…といて、青白い鬼火でぼんやりと明るい様子を想像してみました。


ちなみに歌詞名の読みは
“ヨミモノガタリ”です。

閲覧数:109

投稿日:2010/06/28 16:43:02

文字数:549文字

カテゴリ:歌詞

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