ジャケット

鬱ら 鬱ら 微睡の中
あい見えたのは春風
それとも現の幻?
儚く消え征く

彼方 此方 舞い落ちる只
桜の花弁 手に取り
「私もいつかは散るのね…」
言の葉綻ぶ

難波津のしるべ 想ふが如く
この身が滅ぶれど 嘆きは尽きぬ
藍に染まる山際を見つめる瞳 涙滲む

流れ行く随に また逢いましょう
澪標の想ひ掲げ 逢瀬の夢に溺れ沈む
零れ落ちた遑に はなむけましょう
身を尽くした徒の花を 手に掬って哀を偲ぶ

虚ら 虚ら 暗闇の中
垣間見えたのは枕辺
これこそ夢中の慰め
儚く消え征く

はらり ひらり 舞い落ちる只
桜の花弁 地に着き
「貴方の元へ還りましょう…」
面影佇む

難波津のしるべ 想ふが如く
心を忍ぶれど 哀しみ尽きぬ
春霞の峰は薄く 届かぬ願い身を焦がす

流れ行く随に また逢いましょう
澪標の想ひ掲げ 逢瀬の夢に溺れ沈む
零れ落ちた遑に はなむけましょう
身を尽くした徒の花を 手に掬って愛を偲ぶ

わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ

流れ行く随に また逢いましょう
澪標の想ひ掲げ 逢瀬の夢に溺れ沈む
零れ落ちた遑に はなむけましょう
身を尽くした徒の花を 手に掬って相を偲ぶ

00:00 / 04:01

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • オリジナルライセンス

30294 feat.重音テト

ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/watch/sm40203847

「みおつくし」(澪標)と読みます。

和のテイストを盛り込んだ曲です。
明るい曲調ですが、遠くにいる恋人を思ったちょっと悲しげな歌詞です。
本当は己龍みたいな毒々しい感じにしたかったんだけどな・・・

「身を尽くし」の掛け言葉としてよく使われる澪標、今回曲中に元良親王の有名な和歌が入っています。
百人一首にも入ってるので知っている方もいるかも。

閲覧数:117

投稿日:2022/03/20 22:42:00

長さ:04:01

ファイルサイズ:7.4MB

カテゴリ:音楽

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