神様如何か此花が 枯れるまでの時の中
鴉の私を蝶の姿に 美しく舞う蝶の姿に

穢れなど感じさせぬ
清らかな姿で
あの人の愛に触れさせて

黒く染まった天使に羽根が生えて
血に染まる傷口を舐めては綯(な)いた
微笑んだ貴方の愛に溶けて
愛しい貴方の傍で好きを贈り合う

刹那な刻に此花は 枯れる時を感じては
蝶々の私は元の姿に 美しく散る花の裏側

穢れきった私には
如何か瞳重ねずに
清らかな私を閉じ込めて

貴方の瞼の裏に焼きついた私は
穏やかに呼吸をし
少女の様な微笑みの中
もう誰にも染まらない
貴方だけの世界の中

黒く染まった天使は白を恐れ
愛で出来た瘡蓋を引っ掻き薙(な)いた
束の間の貴方の愛は澄んで
苦しい程に黒い私を映してた

白く染まった天使は夜の星が
流れ消える瞬間を捧げて哭(な)いた
光さす朝日に愛は焦げて
醜い愛に腐る私を映してた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

傷だらけの黒い天使

不幸せな少女が幸せを見ました。

束の間愛され、愛を返しました。

しかし、それまで愛を怖がっていた少女は、その愛がどれだけ清らかな愛でも怖く、自ら元の世界に戻ろうとしてしまいます。

そんな少女の生き方を、表現してみました。

閲覧数:97

投稿日:2018/02/19 09:29:23

文字数:379文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました