玄関あけたら2本の傘
ひとつは星座模様
あとひとつの柄は何だっけ
持ち主はご無沙汰

6月の終わり 夏の足音
雨が降るたびに 軋む骨の音

だから早めに取りに来て
暗いところで錆びてく カサカサ
つまさきで軽く蹴飛ばしたら
そっぽ向いて星座模様に寄り添って
これじゃまるで私が悪いみたい


玄関あけたらあなたが居た
半年前の土曜
笑ってた理由は何だっけ
シャツの色も忘れた

水たまりの底 沈む約束
雨が降るたびに 痛む指の跡

だから早めに会いに来て
赤いこころも錆びてく カサカサ
指先で flick 繰り返して
ごめんねって打っては消して また打って
これじゃまるで私が悪いみたい

だから早めに取りに来て
狭い隙間で沈黙 カサカサ
疲れきって帰る玄関に
あなたの傘があるのつらい もう辛い
あなたが居るみたいでツライ more cry
これじゃまるで私が悪いみたい
痛い…
痛い…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

カサカサ

大切な人がふいに居なくなる恐怖、そんなことを思い浮かべる出来事がありました。部屋の片付けを終えてぼんやりと考えていたら、まとまらなくて保留していた詞が、こんな感じにまとまったのでした。

閲覧数:249

投稿日:2018/06/18 22:11:43

文字数:395文字

カテゴリ:歌詞

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