夕日沈み 潮風は過ぎゆく

あなたがいなくなって
何回の春を迎え 見送ったのか
時の流れも
海の波と共に止めてしまいたいけれど――

遠い島影 誰もいない海に
何故かあなたを探し さ迷う
愛していたといまさらながらも

瞑るまぶたに浮かぶ面影

あの日の あの時の 記憶だけ
美しいままで残され よみがえる
僕の心に 暖かい春を
運んでくれたのが あなただったなら
今のこの季節は どこに隠れて


春の風が やさしく吹きぬいて

港の町では 猫が集まって
楽しそうに 人とじゃれていた
あなたが好きだった景色は今も
変わることなく ここにあるというのに

灯のない灯台 行く先示さず
潮の香りを乗せる風は
愛していたといまさらながらの

心の中の呟きもさらう

今この 僕の手 小さな手は
誰を守り抜くために あるのだろう?
握りしめて 歩み寄った
日が差す防波堤 波打ち際では
海の音だけが あなたのいないままで――

あの日の あの時間 戻れずに
幸せを探し 止まって動けない
だけど今この小さな決意を
伝えたくて 港の町へ

そして時は 止まることなく流れゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

◆港町【原詩あり】

歌詞の調節をしていただいたあとの、修正版の歌詞になります。
2012年4月28日改稿分です。

makoti様の曲に応募させていただいたもの。
makoti様による原詩がありましたので、そちらを全面改稿、という形になりました。

原詩はこちら
http://piapro.jp/content/2vxx9lyg8n72btqq

前バージョンは、応募した分になります。

閲覧数:264

投稿日:2012/04/28 21:25:12

文字数:484文字

カテゴリ:歌詞

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  • makoti

    makoti

    ご意見・ご感想

    フタケタです。

    最終段階になって,若干の歌詞変更があります。
    2番の最後のほう,

    <変更前>
    日が差す防波堤 波打ち際では
    海の波が あなたのいないままで――

    <変更後>
    日が差す防波堤 波打ち際では
    海の音だけが あなたのいないままで――

    「波」が2回続けて出たので,「波」「音」に変更しました。
    加えて2/25に最新バージョン(オケ音源見直し版)をUPしました。
    参考までにご視聴ください。

    2012/02/25 23:13:44

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