いつからここに
いたのでしょうか

だれかをまって
いたのでしょうか

見慣れた景色の中で
流れていく時間

あなたが現れたのは
そんな時だった

わたしを見つけてくれた
あなたの瞳が

ここにいるわたしを
どこかに連れ出して

いまからどこか
行ってみようか

海を眺めに
行ってみようか

この場所から踏み出して
動き始める時

あなたの側で眺める
景色は流れて

まだ知らないところへも
あなたとなら行く

だいじょうぶだよって
こころが感じてる

記憶をくすぐる潮の香りが
わたしとあなたがいまここにいる
それだけでもたいせつなおもいで

今日という日は
忘れられない

今日という日を
忘れたくない

未練とは違うおもい
最後にもらえたよ

あなたが示した道へ
わたしは旅立つ

あたたかな光りの中
あなたが見送る

本当にありがとう
いつかまた会えたら