夜露に濡れた叢に
我が身を潜めて
誰を待つ
愧赧の念に苛まれ
我が身を潜めて
誰を待つ

ああ故人よ
今一度あの頃の
面影なくとも今一度
己と話を交わしてくれまいか

君が前にはさらせはしない
あさましき身の
哀れな虎のこの毛皮
濡れたる訳を聞き
そして笑つてくれ
己が酔うてしまわぬうちに

時に残月光冷やかに
暁近きを
告げてをる
別れ来りて慟哭の
抑え切れぬは
定めとや

ああ故人よ
曾ての君の友が
人の心であるうちに
己の頼みを聞いてくれまいか

この尊大なる羞恥心
導きし顛末
哀れな虎のこの毛皮
濡れたる訳を聞き
そして行つてくれ
己が酔うてしまわぬうちに

故人よもう二度会えはしない
だが忘れないでくれ
哀れな虎の躍り出て
月に吼える姿を
そして行つてくれ
己が酔うてしまわぬうちに

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ライセンス

YWV29. 月に吼える-Tsuki ni Hoeru-

ypselon

[lyrics]: 月に吼える by momiji1225
[url]: https://piapro.jp/t/LcPF

李徵、友がいる幸せ者です。羨ましい。

使用ver.

夜露に濡れた叢に
我が身を潜めて
[何]を待つ

愧赧の念に苛まれ
我が身を潜めて
誰を待つ

ああ故人よ
今一度あの頃の
面影なくとも今一度
己と話を交わしてくれまいか

君が前にはさらせはしない
あさましき身の哀れな虎の
この毛皮濡れたる訳を聞き
そして笑つてくれ
己が酔うてしまわぬうちに

時に残月光冷やかに
暁近きを告げてをる

別れ来りて慟哭の
抑え切れぬは
定めとや

ああ故人よ
曾ての君の友が人の
心であるうちに
己の頼みを [己の頼みを]
聞いてくれまいか

この[臆病な自尊心と]
尊大なる羞恥心
導きし顛末
哀れな虎のこの毛皮
濡れたる訳を聞き
そして行つてくれ
[]

故人よもう二度[と]会えはしない
だが忘れないでくれ
哀れな虎の躍り出て
月に吼える姿を
そして行つてくれ
己が酔うてしまわぬうちに